2014年5月にえそらフォレスト株式会社へ中途入社した加藤謙一さん。若手社員たちに向けて、長年の経験で培ってきたBtoBの通販支援業務のことから、気になるプライベートについてまで教えていただきました。
これまでの経験を教えてください。
通販支援事業は15年ほど前から携わってきました。単品リピート型通販企業に入ったのがきっかけです。化粧品や健康食品の通販事業で培った経験を取引先に提供し、支援する業務の担当となりました。今の活動の前身となった仕事です。
しかし、長く関わっていくうちに自分たちの得意分野が狭まり、手詰まり感が出てきます。将来を見据えて新たなスキルを身につけ、引き出しを増やさなければならないと考え始めた頃、EC大手との取引の多かったECシステム企業から「一緒にBtoBを盛り上げてほしい」と誘いを受け、2013年に移籍しました。
▲細田さんとの一コマ
当時、そのECシステム企業の社長は、えそらフォレストの社長である細田さんが兼務していましたが、細田さんがえそらに専念すると決意したのをきっかけに、移籍の翌年、事業ごとえそらに移り、現在に至ります。
通販支援事業とは、具体的にどのようなお仕事なのでしょうか。
他社のECサイト事業や通販事業のお手伝いです。事業計画の作成や売上達成のための販促活動、それに伴うデータ分析のほか、顧客接点を担うコンタクトセンターの運営も行います。お客様の手元に商品を届けるまでが責任の範囲であるため、倉庫内業務や配送などの物流に関しては、外部パートナーとの連携も重要です。
広告代理店の業務と異なるのは、自らの事業経験や知識にもとづいて実践ができる点。お取引先様のブランドの周知や製品の販売に当事者として関われます。請け負いという立場に留まらず、お取引先様と共同で事業をどう展開し、成長させていくかという目線で運営しているのが特徴です。
▲新卒入社時の履歴書
達成感を得られるのはどんな時ですか?
通販事業は、実際に事業を立ち上げて運営し、壁にぶつからなければ課題も見えてきません。だからこそ「えそらさんに支援を頼みたい」と任せていただけると、非常にやりがい
を感じます。課題解決のために悩み、答えを出したいという状況になった時が、私たちの出番です。
お取引先様が「とりあえず通販をやってみたい」というスタンスでは、こちらも明確な提案はしにくいもの。本当は自分たちでできるはずの仕事を、わざわざお金を払ってまで外注するわけですから、成長への欲求や、商品を購入してくれる人にもっと喜んでいただきたいという気持ちは強いはずです。通販事業を支援するにあたっては、そういった志の高い会社としかうまく関係を築けないと私は思っています。売上目標を達成したり、キーパーソンとなる担当者の方が出世したりと、私たちが関わることで、事業を成功させるのが最終目標です。
▲新卒入社の赤間さん
一番印象に残っている出来事は?
BtoBは、自分たちの経験や外部パートナーの専門知識を元にしてお取引先様にその価値を提供する分野です。社歴に関わらず、相手にとってこちらはプロですから、対価に見合った成果を出さなければなりません。私自身、相手に求められるまでもなく、レベルの高い仕事をしたい。そのように常に自分を追い込み、プレッシャーをかけて仕事をしてきましたが、フレッシュな新卒入社の赤間さんの仕事ぶりに、良い刺激をもらいました。実際の成果はもちろんですが、何より本人が楽しみながら日々のチャレンジに取り組んでくれたことが意外でした。えそらに入社する若手社員の多くは、HANA ORGANIC や宮崎での活動を手がけたいという思いを抱いてくるはずで、まさかBtoBを任されるとは思ってもいなかったでしょう。それでも、いざ任せてみたら前向きに取り組みすぐに馴染んでくれました。
新卒や社歴の浅い社員にとってやりがいのある仕事を提供できるか正直に言って自信がなかったので、BtoBを長年やってきた私にとっては、非常に嬉しく感じたのです。
加藤さんのスケジュールにときどきはいっている「金曜日のyoteiari」とは何でしょうか?
「yoteiari」は本当に「予定あり」。そんなところまで見てもらえているとは(笑)。
昔から手塚治虫が大好きなのですが、彼の漫画の中で、動物や外国人がしゃべるシーンが英語で書いてあるんですね。よく見るとローマ字で上下逆さまに書いてあったりとか、遊び心があります。私も忘れないようにしたいな、という時にそういう表記をしています。
「自然と共生する」という大きなコンセプトを掲げ、世の中にとって良い方向に作用する会社を仲間たちと目指していきたいという加藤さん。若い社員の可能性に刺激を受け、これからもさらなる成長を遂げていくでしょう。